こんにちは！
福岡県大野城市に事務所を構え、春日市・福岡市をはじめ県内全域の土木現場にて圧送工事を手がけている、坂田建機株式会社です。
現代の建物には、ほとんどにコンクリートが使用されています。
コンクリートも人間と同じで、寒さ・暑さ対策が必要なのをご存じでしょうか。
今回のコラムは、寒中コンクリートと暑中コンクリートの特徴や注意点について、分かりやすくご説明いたしましょう！
安心してご依頼いただくために、参考にしていただけますと幸いです。
寒中コンクリートとは？
寒中コンクリートとは、凍結の危険性がある時期に施工する際に用いられるコンクリートです。
一般的に11月初旬から4月末までの期間で、打ち込み日の平均気温が4℃を下回る場合に使用します。
寒い時期に適応できる仕様のコンクリートなのです。
現場に到着して荷卸しする際に10℃以上20℃未満になるよう、水を加熱します。
空気量が4.5％以上なので、ひび割れの原因となる凍結融解を防げます。
寒中コンクリートの注意点は、しっかりとした保温養生が必要なことです。
計画的に保温養生を行わないと、水が凍結して体積が膨張し、コンクリート組織がもろくなってしまうので注意が必要です。
暑中コンクリートとは？
暑中コンクリートは、平均気温が25℃を超えると想定される夏場などに使用します。
比較的早く乾燥やひび割れなどが懸念される暑中コンクリートには、さまざまな注意点があります。
・単位セメント量をできる限り少量に調整して配合しているか
・運搬時は、練り混ぜたコンクリートの温度上昇や乾燥に注意しているか
・運搬時間を極力短くできているか
・可能な限り中断せず、連続して打設が行えているか
・養生の際は養生マットや水密シートで覆い、水分逸散を防げているか
これらは注意点のごく一部です。
取り扱いが難しい種類のコンクリートですが、問題点を把握し、注意すべき点に留意して、特性を生かせる技術をもって施工できるかどうかが鍵となります。
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